プロデュース力が光る名手の引退記念盤
ザ・ビートルズと共にロックの道を切り開いた名プロデューサー、ジョージ・マーティン1998年リリースのアルバム。
彼の豊富な人脈と多彩なアレンジセンスが惜しみなく発揮されビートルズの楽曲を現代に蘇らせた、実質引退盤。
ジョージ・マーティン
『イン・マイ・ライフ』
リリース1998.3.18
» イン・コンサート / チック・コリア&ゲイリー・バートン
演奏フォーマットとしての最小形式は一人、つまりソロである。そこから一人ずつ増えていくと、デュエット、トリオ、カルテット、クインテット、セクステット…となり、100人を数えるフル・オーケストラになることもある。メンバーが何人であっても役割りは一人ひとりにあるのだから、誰が重要であるかということは簡単にはいえない。とは言うものの、メンバーが少なければ少ないほど、一人にかかる責任が重くなることは確かである。 Read the rest of this entry »
このタイトル、どこかでご記憶があるのではないか。そう、この連載の第1回で僕は伊福部昭について書いたのだが、そのときのタイトルが「クラシックを食い破る日本人」だった。「音楽巴塾」の連載も今回が最終回、タイトルがループして完結である。しかし、当然のことながら、同じ話ではない。 Read the rest of this entry »
ロックの名作というよりはロックギターの教本。
時は1968年、今から45年も前のアルバム。
ロックにおけるギターというのはこのアルバムからあまり変わっていないのかもしれない。
ジミヘンドリックスの3作目にして存命最後のスタジオアルバム。
ザ・ジミ・ヘンドリックス・イクスペアレンス
『エレクトリック レディランド』
リリース1968.10.25
クラシック・ミュージックとジャズ・ミュージックの違いは何であろう。よく言われるのは「譜面重視のクラシック」と「即興重視のジャズ」という対比だろう。クラシック・ミュージックを語る場合においては、その譜面を書いた作曲家や譜面に書かれた内容をベースにすることが多い。それに対しジャズ・ミュージックを語る場合においては、そこで演奏している演奏者や曲の旋律の奏で方や即興演奏などの内容をベースにすることが多い。現代この2つの音楽を比較するとき、多少の例外はあれど、この比較を真っ向から否定する人はまずいない。 Read the rest of this entry »
[Part1:オペラ座にて]
「クラシック音楽をこれから聴こう」という方にとって、もっともハードルが高い曲種はなんだろう? 何の根拠もないが、僕とだいたい同世代、あるいはより若い方々にとって、それはオペラではないだろうか、とずっと思っていた。 Read the rest of this entry »
» ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン / ヘレン・メリル
茶道に「一期一会」という言葉がある。よく知られているとおり、「一生に一度だけの機会」という意味合いの言葉であり、茶会に臨む際の主客互いの心得とされている。二度とないこの機会に感謝し、その時間を大切にする心模様が伺える。 Read the rest of this entry »
» モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番~第19番(ハイドン・セット) / クイケン四重奏団
とにかく子どもの頃からモーツァルトが苦手だった。《ジュピター》とか《交響曲第40番》といったごく少数の例外を別にして、もうそれはにんじんとか里芋とかのレヴェルで苦手…おっといかん、前回とまったく同じ出だしになってしまった。 Read the rest of this entry »