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作成者別アーカイブ: takakiyazawa

クラシックを食い破る南米人―ピアソラ《タンゴ・ゼロ・アワー》

アストル・ピアソラ《タンゴ・ゼロ・アワー》
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 このタイトル、どこかでご記憶があるのではないか。そう、この連載の第1回で僕は伊福部昭について書いたのだが、そのときのタイトルが「クラシックを食い破る日本人」だった。「音楽巴塾」の連載も今回が最終回、タイトルがループして完結である。しかし、当然のことながら、同じ話ではない。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2013年3月11日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

生命の森のオペラ~ヤナーチェク:オペラ《利口な女狐の物語》

ヤナーチェク:オペラ「利口な女狐の物語」
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[Part1:オペラ座にて]

「クラシック音楽をこれから聴こう」という方にとって、もっともハードルが高い曲種はなんだろう? 何の根拠もないが、僕とだいたい同世代、あるいはより若い方々にとって、それはオペラではないだろうか、とずっと思っていた。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2013年2月11日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

天才の全力投球~モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番~第19番(ハイドン・セット)

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番~第19番(ハイドン・セット) / クイケン四重奏団
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 とにかく子どもの頃からモーツァルトが苦手だった。《ジュピター》とか《交響曲第40番》といったごく少数の例外を別にして、もうそれはにんじんとか里芋とかのレヴェルで苦手…おっといかん、前回とまったく同じ出だしになってしまった。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2013年1月10日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

青筋を立てて笑え~ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 作品93

ベートーヴェン:交響曲全集 ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団
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 とにかく子どもの頃からベートーヴェンが苦手だった。《田園》とか《第9》といったごく少数の例外を別にして、もうそれはピーマンとかしいたけとかのレヴェルで苦手だった(念のため、僕は幼少の頃好き嫌いの多い虚弱児だったが、今は何でも食べます。ゴーヤでもパクチーでも鮒ずしでも牛の睾丸でもなんでも来い、です)。《英雄》なんて、第2楽章の長さにもう死にそうだった。《第5(運命)》も第2楽章で死んだし、終楽章のあのくどすぎるコーダには別の意味で死んだ。交響曲でそんなだから、室内楽やらピアノ・ソナタやら、手をつけもしない。今から思えば、言い訳めくがベートーヴェンに付随してくる伝説のオーラのせいも多分にあったと思う。何でそんなに偉そうなのか?何がそんなに「楽聖」なのか? 聴力を失うという苦難を乗り越えた不屈の人、それだけで不可侵のお墨つきをもらっているのが気に入らん。この「巴塾」の連載をご覧の通りどちらかといえばオルタナ的角度からクラシックに足を踏み入れていった僕は、権威の極みのようなベートーヴェンに対して無意識の反発心を覚え、音楽自体の価値もそれとごっちゃにして「自分にはあまり縁のないもの」と決め込んでいたのである。まったくもって、おめでたい話もいいところだ。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年12月13日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

燃え尽きるまで歌い続ける~シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17

精霊の主題による変奏曲 シューマン・リサイタル / アンドラーシュ・シフ
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 水戸芸術館に勤め始めて、僕は学芸員として、「自分が好きな音楽」以外の音楽も、人に紹介する必要性に迫られる。なにしろここまでの連載をご覧の通り20歳の頃の僕は「クラシック音楽」に関しては古楽と近・現代に嗜好が偏り、古典・ロマン派にはまるで関心がないという、著しい偏食児童だった。ところがコンサートホールで奏でられる音楽ときたら、まさに僕が遠ざけていた古典・ロマン派の音楽が中心なのだから! 覚悟を決めて向かい合うしかない。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年11月12日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

1600年代のビバップ~ブオナメンテ:3つのヴァイオリンのためのソナタ

初期イタリアのヴァイオリン音楽 / ムジカ・アンティクヮ・ケルン
» 初期イタリアのヴァイオリン音楽 / ムジカ・アンティクヮ・ケルン

 たぶん当連載にこれまで登場した作曲家の中でも、もっともマイナーな名前だろう。ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(?~1643)。17世紀初頭、マントヴァやアッシジ、ウィーンで活躍したヴァイオリニストだが、生年不詳というくらいあって、その生涯についてはあまり情報が残っていない。なぜこの人を登場させたのか。それについては、少しばかり僕個人の想い出話におつきあいいただくことになる。あ、いつもか。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年10月11日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

仮面の陰のパッション―ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲

 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲
» ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/左手のためのピアノ協奏曲

 高校から大学にかけて、一方で古楽、一方で近・現代音楽、また一方でロックというリスナー生活を続けていたのだが、なぜか古典派、ロマン派がすっかり抜け落ちていた。というか、避けていた。もちろんそこには、ちょっとばかり生半可な知識を身に着け始めた小生意気な若者の、「人と違う自分でいたい」的な思い上がりもいくぶんかは含まれていたことは確かだろう。ああ恥ずかしい。しかし実際、中学時代ぐらいまでは熱狂的に好きだった後期ロマン派を、この時期はあまり受けつけなくなっていたのだ。古典派や前期ロマン派に至っては、まだ関心の俎上にも上がっていない。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年9月12日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 
 
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