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Best Rock Album of 2012


alberta cross
cp-sunshesaidDrive like mariaGary Clark Jr.

2012年に発売されたRock系アルバムの中でお気に入りの10枚をまとめ。

2012年は大御所の新作発表も多くあった。KISS、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン、ASIA、ブルース・スプリングスティーン、ドナルド・フェイゲン、Heart、Roxette、Rush、サンタナ、スマパン、サウンドガーデン、etc・・・・・。意外(?)とベテラン勢もかなり良作揃い!特にASIA、ドナルド・フェイゲン、スプリングスティーンあたりは10枚の中に入るくらいナイスなのだが、惜しくも今回の10枚を超えるほどではなかった。
そんなビッグネームを抑えた10枚+1枚。毎年ヘヴィーロックなアルバムが多いのだが、今年はまとめてみたら、どちらかというとフォーク色が強い傾向でヘヴィーロックではほとんど良作に出会わなかった。それは、ハードな路線の曲がことごとく飽和状態で新鮮味にかけてたからか。それか、聴く耳や好みがシフトしはじめているのか・・。

しかし、RollongStone誌AllMusicが選ぶものとは毎年違うんだよね。こういう趣味ものって聴く側のスタンスで大きく変わるから、ランキングというのは本当に商業色が強いのだなと思う。

とにかく今年もたくさんの良いアルバムに出会えたことには違いない。
ランキング付けはしないので、上からアルファベット順(バンド/アーティスト名)に綴る。

gaslight anthemgreg laswellPhilip Sayceshinedown-amaryllisEat Dirt

by タバチン

※これは筆者であるタバチンの個人的な10枚であることをお忘れなく。。

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投稿者: : 2012年12月29日 投稿先 4.Other(その他)

 

【Celebration Day】Led Zeppelin

Rockのあるべき姿の1つの究極の完成系。

Led Zeppelin / Cerebration Day(2012)

Led Zeppelin / Cerebration Day(2012)

これは2007年12月11日にロンドンのO2アリーナで行われた一夜限りの再結成ライヴの記録である。
伝説のバンドがこの時代に蘇る・・
これはまさに奇跡としか言いようがない出来事なのだ。

『Rock』とは何なのかの1つの答えを知りたいなら必聴すべき1枚である!

レッド・ツェッペリン
「セレブレーション・デイ/祭典の日(奇跡のライヴ)」
リリース2012.11.21
 
 
 
 
 
 


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投稿者: : 2012年12月13日 投稿先 3.Rock(ロック)

 

チェット・ベイカー・シングス / チェット・ベイカー

チェット・ベイカー・シングス / チェット・ベイカー
» チェット・ベイカー・シングス / チェット・ベイカー

 人の声は個性の塊である。器楽奏者はそれを否定しようがなく、それをどこかで羨(うらや)んでいて、もっといえば妬(ねた)ましく思っている部分すらある。個性的といわれるバイオリニスト、トランペッター、ギタリスト、ピアニストその他様々な器楽奏者はいるが、奏でられたほんの数音を聴いただけで「誰だ」と特定できるプレイヤーはそう多くない。(いや、いないと言っているわけではない) だが、ボーカリストであればワントーン(第一声)でわかることに何の不思議もない。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年12月13日 投稿先 2.Jazz(ジャズ)

 

青筋を立てて笑え~ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 作品93

ベートーヴェン:交響曲全集 ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団
» ベートーヴェン:交響曲全集 ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団

 とにかく子どもの頃からベートーヴェンが苦手だった。《田園》とか《第9》といったごく少数の例外を別にして、もうそれはピーマンとかしいたけとかのレヴェルで苦手だった(念のため、僕は幼少の頃好き嫌いの多い虚弱児だったが、今は何でも食べます。ゴーヤでもパクチーでも鮒ずしでも牛の睾丸でもなんでも来い、です)。《英雄》なんて、第2楽章の長さにもう死にそうだった。《第5(運命)》も第2楽章で死んだし、終楽章のあのくどすぎるコーダには別の意味で死んだ。交響曲でそんなだから、室内楽やらピアノ・ソナタやら、手をつけもしない。今から思えば、言い訳めくがベートーヴェンに付随してくる伝説のオーラのせいも多分にあったと思う。何でそんなに偉そうなのか?何がそんなに「楽聖」なのか? 聴力を失うという苦難を乗り越えた不屈の人、それだけで不可侵のお墨つきをもらっているのが気に入らん。この「巴塾」の連載をご覧の通りどちらかといえばオルタナ的角度からクラシックに足を踏み入れていった僕は、権威の極みのようなベートーヴェンに対して無意識の反発心を覚え、音楽自体の価値もそれとごっちゃにして「自分にはあまり縁のないもの」と決め込んでいたのである。まったくもって、おめでたい話もいいところだ。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年12月13日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

【Try! John Mayer Trio Live in Concert】John Mayer Trio

現在の三大ギタリストと謂わしめる傑作

John Mayer Trio / Try! John Mayer Trio Live in Concert(2005)

女性に非常に人気の高いジョン・メイヤー。

今のところ唯一男臭いアルバムが本作。

元々アルバムよりもライヴで異常なまでのパワーを発揮するアーティストが本作でローリングストーン誌2007年2月号に「現代の三大ギタリスト」の1人として選ばれるにまでなった。

その理由はすべてこの中にある。

ジョン・メイヤー・トリオ

『トライ!』

リリース2005.11.10

 
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投稿者: : 2012年11月14日 投稿先 3.Rock(ロック)

 

アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション / アート・ペッパー

アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション / アート・ペッパー
» アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション / アート・ペッパー

 ジャズ・ミュージックは1900年代初頭のアメリカ・ニューオリンズで誕生した。その起源については諸説あるが、この地の黒人が演奏していたブラス・バンドやマーチング・バンドが発展したもの…というところのようだ。そのため主に黒人ミュージシャンの中へ浸透し、華開いていく。1930年代にはスイング・ジャズのブームを形づくる白人ジャズ・ミュージシャンが現れ、流行音楽として大きなムーブメントを形成していく。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年11月12日 投稿先 2.Jazz(ジャズ)

 

燃え尽きるまで歌い続ける~シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17

精霊の主題による変奏曲 シューマン・リサイタル / アンドラーシュ・シフ
» 精霊の主題による変奏曲 シューマン・リサイタル / アンドラーシュ・シフ

 水戸芸術館に勤め始めて、僕は学芸員として、「自分が好きな音楽」以外の音楽も、人に紹介する必要性に迫られる。なにしろここまでの連載をご覧の通り20歳の頃の僕は「クラシック音楽」に関しては古楽と近・現代に嗜好が偏り、古典・ロマン派にはまるで関心がないという、著しい偏食児童だった。ところがコンサートホールで奏でられる音楽ときたら、まさに僕が遠ざけていた古典・ロマン派の音楽が中心なのだから! 覚悟を決めて向かい合うしかない。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年11月12日 投稿先 1.Classic(クラシック)

 

【Grace】Jeff Buckley

90年代最高峰の孤高のアーティスト

Jeff Buckley / GRACE (1994)

このアルバムがリリースされてもうすぐ20年。

ヴォーカルの重要性について気付かせてもらってからそんなに年月が流れたのかと・・・。

今回は孤高のシンガーソングライター、ジェフ・バックリィのアルバム『グレース』をとりあげよう。

ジェフ・バックリィ

『グレース』

リリース1994.8.23

 

 

 

 

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投稿者: : 2012年10月12日 投稿先 3.Rock(ロック)

 

インクレディブル・ジャズ・ギター / ウエス・モンゴメリー

インクレディブル・ジャズ・ギター / ウエス・モンゴメリー
» インクレディブル・ジャズ・ギター / ウエス・モンゴメリー

 何を隠そう…といっても実際には何も隠しているわけではないが…私はジャズ・ギターが好きだ。トランペットやサックスなどの管楽器に比すると押し出しが弱く、ピアノのようなオールマイティーさには欠け、ドラムスのような豪快さは持ち合わせていない。ジャズ・ギターとは一般的にはそんな存在と認識されているであろう。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年10月11日 投稿先 2.Jazz(ジャズ)

 

1600年代のビバップ~ブオナメンテ:3つのヴァイオリンのためのソナタ

初期イタリアのヴァイオリン音楽 / ムジカ・アンティクヮ・ケルン
» 初期イタリアのヴァイオリン音楽 / ムジカ・アンティクヮ・ケルン

 たぶん当連載にこれまで登場した作曲家の中でも、もっともマイナーな名前だろう。ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(?~1643)。17世紀初頭、マントヴァやアッシジ、ウィーンで活躍したヴァイオリニストだが、生年不詳というくらいあって、その生涯についてはあまり情報が残っていない。なぜこの人を登場させたのか。それについては、少しばかり僕個人の想い出話におつきあいいただくことになる。あ、いつもか。  Read the rest of this entry »

 
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投稿者: : 2012年10月11日 投稿先 1.Classic(クラシック)