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【Try! John Mayer Trio Live in Concert】John Mayer Trio

14 11月

現在の三大ギタリストと謂わしめる傑作

John Mayer Trio / Try! John Mayer Trio Live in Concert(2005)

女性に非常に人気の高いジョン・メイヤー。

今のところ唯一男臭いアルバムが本作。

元々アルバムよりもライヴで異常なまでのパワーを発揮するアーティストが本作でローリングストーン誌2007年2月号に「現代の三大ギタリスト」の1人として選ばれるにまでなった。

その理由はすべてこの中にある。

ジョン・メイヤー・トリオ

『トライ!』

リリース2005.11.10

2001年にメジャーデビューしたジョン・メイヤー。

1st『Room for Squares』ではアコースティックギターを控えめに且つ変幻自在に操り、歌を中心に聴かせ、あっという間にグラミー賞受賞。それ以降今日までグラミー常連アーティストとなるのだが、彼の魅力は類稀なるコンポーズセンス、独特な甘いヴォーカル、そしてライヴでの力量であろう。

そのライヴで最も武器になっているのが卓越したギターワークである。特にエレキギター。これほどのギタリストがスタジオアルバムでほとんど控えめなプレイしか聴かせないっていうのもどうかと思うが、ジョンはギターのアルバムなんか創るつもりはないのである。あくまでも「歌もの」としての作品にこだわり、ギターはそれを形作る楽器の一つでしかないだ。つまりアーティスト/シンガーとしてはアルバムで楽しむことが出来るが、ギターを中心とした演奏を感じたいのであればライヴに行くしかないのである。これほどアルバムとライヴで全く別人に変貌するアーティストも珍しい。

そしてこのライヴアルバムである。

通常ジョン・メーヤーは6〜8人構成でライヴを行なうが、これはトリオ編成。なんといってもメンバーが良いのである。Vo/Gtはジョン、ベースには70年代からあらゆるアーティストを支えてきたピノ・パラディーノ、ドラムにはこれまたRock〜R&B界の巨匠達とプレイしてきたスティーヴ・ジョーダン。最強の職人肌のリズム隊にジョンのギターとヴォーカルが炸裂!楽しくない訳がないのである。
ジョン・メイヤーがギターをはじめたキッカケは80年代にブルースを復活させたギタースリンガー、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの影響。だが、スティーヴィーよりももっとジミ・ヘンドリクス寄りのストラトトーンとギターワークを聴かせる。
既にジョンのスタイルとなっているこの官能的なギターワークこそ、現代の三大ロックギタリストと謂わしめる理由なのである。

ここまで読んでロック好きならピンと来るはず。トリオ編成でジミ・ヘン的。そう60〜70年代的なブルーズロックであろうということだ。ズバリそうなのだが・・・なぜか、なぜか古臭くないのである。このあか抜けている新鮮さこそジョン・メイヤーというアーティストのセンス。やはりただ者ではないのである。

  1.  Who Did You Think I Was
    1. まずはキレまくるカッティングギターとビート感が印象的な、ジョンの曲の中でもノリのいい曲から。
  2.  Good Love Is On The Way
  3.  Wait Until Tomorrow
    1. 初代ギタースリンガーともいうべくジミ・ヘンドリクスのカヴァー。ファンクギターのお手本のようなカッティングワークとスティーヴのドラミング(というより音)がとても印象的。ギターソロがヤバいくらい荒っぽくていい。
  4.  Gravity
    1. ジョンの代表的なバラードナンバー。こんな歌は唱えないしこんなギターは凡人には弾けない。と思わず思ってしまう情感タップリなフレーズの嵐。
  5.  Vultures
    1. ベース進行が印象的なジャジーでアダルトな曲。リードギターとリズムギターを同時に弾きながら歌ってしまうジョン。
  6.  Out of My Mind
    1. スローブルース。・・・渋すぎる。この曲と8曲目のみギブソンを使っている(たぶん)。
  7.  Another Kind of Green
    1. オリジナル曲だがイントロのギターフレーズやコード進行がジミ・ヘンの影響を感じさせる。
  8.  I Got A Woman
    1. レイ・チャールズのカヴァー。ファンキーなアレンジだ。
  9.  Somethings Missing
    1. ジョン自身かなり思い入れのあるだろう曲。「何かを見失っている、何かを見つけられない――でもどうやったらそれを埋め合わせられるのか、何が欠けているのか…それがかわからない」 と歌い、失われていると思えるチェックリストにオーディエンスと掛け合いながらチェックマークを入れていくというユニークな作品だ。
  10.  Daughters
    1. グラミー賞受賞曲のエレクトリックライヴヴァージョン。秀悦なメロディーと家族をテーマにした歌詞が印象的だ。「だから父親たち 女の子は大事にしてあげてよ。娘は父親に愛された通りに人を愛するものだから。女の子もやがて恋人になり 母になる。だから母親も女の子は大事にしよう」
      山梨出身の成島出監督が撮った「八日目の蝉」に挿入歌として効果的に使われた。あまりにも映画と詩の内容がリンクしていて感慨深かった覚えがある。
  11.  Try
    1. ラストはまた3人ならではのノリのいい曲でおしまい。
全曲通してジョン・メイヤーの魅力が満載。トリオで、しかもライヴでここまで聴かせる3人に脱帽です。11曲中、カヴァーは2曲のみ。ジョンのソロが6曲、3名の共作が3曲。大人が聴く秋のロックにはもってこいの1枚。
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投稿者: : 2012年11月14日 投稿先 3.Rock(ロック)

 

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